🚲町内探訪🚲(町内に、欠くべからざる・・・)

 鶴見川を上流に進むと〖丸山橋〗付近は、なお一層緑が濃い地域へと繋がります。

今回は、丸山地区に焦点を絞り、その地域の特色と人物のご紹介とさせて頂きます。

 各地区には、掲示板が随所に設置されています。これらの一部を制作されている方を御存じでしたか?

公民館の掲示板、一部の地区の掲示板、その他この夏の納涼盆踊り大会にも、数々の作品を一から手作りでされたのが、現相談役の岩澤氏です。

盆踊り大会の看板、ステージ、消防団のポスター看板、浴衣の展示、野津田町内会役員ベスト、タオル、踊りの題目看板等々、書き連ねることが出来ない程の作品を毎年お願いしています。

工房には、整然と並んだ工具、壁には海外で購入されたと思われるような洒落た看板。これらは、全てご自身の手作りであるとの事でした。多才である以上に、様々な技術を習得されていることから、どの作品にも心の豊かさや、また技法の鋭さが伝わり、観ている者への心を揺さぶられる一品ばかりです。町内会で依頼している作品には、全て取扱説明書が添付されており、誰もがその手順通りに組み立てられる工夫がなされています。これが制作者の心意気なのかもしれません。

是非、町内会の行事に参加され、素晴らしい作品に出合って頂きたいものです。

 さて、その工房を通り、ぼたん園のある急勾配の斜面を登ると町内が見渡せる程開けていきます。

「七国山ふれあいの里組合」の方々が季節に応じた花々をうえ、行き交う人々の心を和ませてくれ、若しかしたら、作業をしている組合員の中に、岩澤氏の姿もお見かけ出来るかもしれません。

9月21日(お昼前後)には、ふるさと農具館にて収穫した菜種を絞る作業を見学することもできます。

 残暑から初秋へと移り変わる時分、可憐な蕎麦の花が見ごろになっている丘へ、ふらっとお出かけしてみませんか。

丸山橋付近から七国山へと繋がる森林、ふるさと農具館へと昇る坂道、その先には、ご褒美が待っていす。広がる空、天気が良ければスカイツリーも・・・野津田の風景の一部をどうぞお楽しみください。

(取材 佐藤 山本)