🚲町内探訪🚲(小窓をのぞかせていただくと…)

 野津田町内会の範囲は東西に延びており、東側に川島地区が、小川橋から西へと広がる。

芝溝街道沿いには商店も点在しており、バスは、大蔵交差点と綾部交差点の辺りで2系統に分かれている。

 今回は、綾部交差点付近に開業11年を迎え、町内で育まれた方をご紹介。

街道沿いに、営業中の旗と、営業日の書かれたスタンド看板を見かけられた方も多いのではないだろうか。『CHIFFON CAKE SHOP. 』

物静かで清楚な店長の橘様。

お母様の影響もあって、こどもの頃から手作りおやつを一緒に製作。そこからご自身は、シフォンケーキに魅せられ、ご家族のご支援の下、素材から吟味し、製作、販売と御一人で何役もこなしているのである。

 この間に、試行錯誤を繰り返し、材料を様々に変え、追究し続けた味や口当たりなど、本当にお話しされている時のお顔には、研究者のような鋭さを感じるくらいであった。特に家庭でお菓子を焼いた経験のある方には、よくお分かりになるだろうが、材料の卵もシフォンケーキに合う卵を吟味、さらに菜種油を使用されていることなど、独特な感性から生まれた製品である。

毎月お客様に楽しんで頂くことに余念が無い。今まで、大麦若葉、はちみつレモン、練乳いちご、

ヘーゼルナッツとチョコレート、ラムレーズン、栗など数知れず。。。

味もさることながら、きめの細かさや、くちどけの良さには定評がある。そこが橘様ならではの一品であり、長く続けてこられている証でもある。

飽くなき探究心には敬服する。

商品はシフォンケーキ、ラスクを中心に、時にはバター不使用のクッキ―も店先に並ぶ

商品の裏に「ありがとうございます」のシール。

さりげなさ。

これが店長橘様の真の生き方なのかもしれない。

足を止めて小窓を開け、今日は何かな・・・と。

角を曲がり、鶴見川の土手。階段に座ってブレイクタイムでもどうぞ。

深まる秋を堪能してみてはいかがかと…。

                                  (取材 総務 稲垣 山本)